猫が冬にかかりやすい病気とその予防

猫が冬にかかりやすい病気

人間界でも冬になると風邪やインフルエンザに感染し苦しむ人が増えてきます。

猫の場合も気温や部屋の環境によっていくつかの病気にかかりやすくなります。

猫が冬にかかりやすい病気

泌尿器の疾患
ウイルス感染症
心疾患や関節疾患
火傷
肥満

 

泌尿器の疾患

原因は?

猫はもともと水分摂取が少なく濃い尿を出すため、膀胱結石や尿路結石を起こしやすい動物ですが、冬場では気温の低下とともに水分の摂取量がますます下がってしまい、泌尿器の疾患のリスクが高まります。

症状は?

いきなり尿が出なくなるのではなく、前兆として尿の回数が増えます
尿意はもよおすけど、尿路が詰まりはじめ、一度に十分な尿を出し切れないため、回数が増えます。

続いて、尿が出なくなります。

尿路の閉塞が起きると、

・24時間ほどで膀胱は満杯になる

・48時間経過すると体外へ排出されるべき有毒物質が体に残るために尿毒症を起こす。
嘔吐、元気の消失が見られます。

・72時間あたりから尿毒症で死亡する猫が増加。

尿路の閉塞(おしっこが出ていない)が見られたら、出来るだけ早めにお医者さんへ見てもらいましょう。尿道が太めのメス猫に比べ、尿道が細いオス猫の方がかかりやすい病気なので、オス猫が尿路閉塞を起こしたら要注意です。

予防や対策は?

水分の摂取量が下がることが原因ですので、予防策は十分な水分の摂取を維持させることです。

具体的な対策としては、

・新鮮な水を用意してあげる(朝夕夜など小まめに交換してあげましょう)

・水の設置場所を増やす

・尿管結石予防のフードに切り替える(または混合を増やす)

・ウェットフードの量を増やす(スープタイプなど、少し水を加えるのも効果的)

 

ウイルス感染症

原因は?

気温が低く、空気が乾燥するとウイルスにとっては活動しやすい条件となり、ウイルスの活動が活発化します。これは、冬にインフルエンザが猛威を振るうのと同じ理由です。

また、空気が乾燥することで鼻の粘膜の抵抗力が下がりますので、ウイルス感染への防御力が低下してしまいます。

このような条件が重なり、冬には猫の間でもウイルス感染症が増加します。

症状は?

くしゃみ、鼻水、発熱、涙目、目やにが主な症状です。

子猫や老猫のような抵抗力や免疫力がない子が感染すると、命が脅かされることもあるので注意が必要です。

予防や対策は?

「猫カリシウイルス感染症」や「猫ウイルス性鼻気管炎」といったウイルスへの感染が原因です。いわゆる「猫風邪」と呼ばれています。

予防としては3種混合ワクチンの接種になります。

また、多頭飼いで一匹が感染したら、出来るだけ隔離して他の猫への感染を防ぎましょう。

 

心疾患や関節疾患

原因は?

気温の冷え込みや急激な温度変化などで、心臓への負担が増します。
また、冷え込みは血液の循環が悪くなり、関節痛を引き起こす原因にもなります。

高齢な猫や心臓や関節に持病を持つ猫が特に注意が必要です。

対策は?

猫が快適だと感じる気温は18度から26度ほどです。
出来るだけこの温度に保つのが理想的ですが、外出時や睡眠中はなかなかそうはいきません。

外出中や睡眠中の対策としては、

暖房器具のタイマー機能を活用し急激な温度変化を和らげる

猫が寝る場所へ温かい毛布を追加

猫用電気カーペットを設置

 

火傷

原因は?
こたつによる低温やけど
ストーブやヒーターの吹き出し口への接触などによるやけど
対策は?

こたつの温度は「弱」で25度で、これだと問題ないのですが、人間にとっては少し物足りず、「中」の32度ぐらいに上げてしまいがちです。ある程度、温まったら「弱」にしたり「切」にして、こたつ内の温度を猫の適温である26度以下にしてあげましょう。

ストーブやヒーターの吹き出し口などは、特に好奇心の強い子猫などはついつい鼻をつけてしまってやけどなどということがあります。一昔前の石油型のストーブなどは危険が高いため、より安全性の高い最新式のヒーターへの買い替えや、ホームセンターで赤ちゃんがが近寄らないためのやけど防止柵などの検討が必要かもしれません。

 

肥満

原因は?

猫は寒いと暖房器具の前から離れなくなり、運動量が減ります。
また、冬には食料調達が難しいことから体に脂肪を蓄える習性が残っています。

さらに、冬には暖房の都合で、今まで開放していたドアも締め切り、猫の活動範囲が狭まることも運動不足のひとつの原因です。

対策は?

適度な運動が必要になります。
閉めていたドアも一時的に開放し、猫ちゃんと沢山遊んであげましょう。

飼い主の運動不足、肥満不足にもなるかもしれません。

 

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